研究課題
基盤研究(C)
mRNAのシトシンN4アセチル修飾(ac4C) は、mRNA安定性の上昇、遺伝子発現の促進、免疫反応の抑制などへの寄与が明らかとされ、有用な化学修飾として注目されている。そこで、mRNA中の任意シトシンに自由にアセチル基を導入できれば、これらのRNA機能の人工的な制御が可能であると考えた。本研究では、標的シトシンの相補位置に反応性アセチル基を導入した人工核酸を用いるアプローチによって、近接効果を利用した標的特異的なアセチル修飾を目指す。