研究課題
基盤研究(C)
本研究で、LbL法を用いてポリドーパミン(PDA)を外殻構造とした薄膜を創製し、ミクロスケールのカプセルへと応用することを目的とする。PDAは自発的に重合することで容易にナノスケールの薄膜を調製でき、薬物の徐放化に貢献できる可能性がある。また、刺激応答性を有するLbLと組み合わせることでDDSへの応用が期待できる。さらにPDAを用いたナノ粒子や薄膜の研究はあれど、PDA膜を用いた空洞なミクロカプセルは未だDDSへ活用できていない。そこでLbLとPDAを組み合わせることによって、多層膜を用いた新規薬物送達キャリアの創製を試みる