研究課題
基盤研究(C)
申請者等は動物由来型肺サーファクタントに替わる安全・安価で且つ効果的な人工調製型肺サーファクタントの開発研究に着手している。呼吸窮迫症候群(RDS)は、肺サーファクタントの欠如や機能不全が原因で発症するが、牛肺由来の肺サーファクタントにより劇的に改善される。本研究では①肺の呼吸運動に伴う膜分子の表面排除と可溶化現象の相関性の解明、②肺胞表面におけるイオン分布とその遷移メカニズムの解明、③表面(2D)ミセル現象を応用した革新的・機能的フッ素・ハイブリッド型肺サーファクタントの開発を目的とする。