研究課題
基盤研究(C)
脂質が酸化されると、様々な化学構造の「揮発性酸化脂質」が生じる。生体内で生成したこれら分子の一部は、呼気ガスとして放出される。ここで、脂質過酸化反応は、フェロトーシスやこれを起因とする疾患発症に関与することから、ヒト呼気中揮発性酸化脂質の分析技術は、疾患リスクを「呼気」から予測する未来型医療:「呼気バイオプシー」の提案に繋がる。そこで本研究では、揮発性酸化脂質の包括的分析技術を開発し、呼気中揮発酸化脂質の疾患バイオマーカーとしての有用性を検証する。