研究課題
基盤研究(C)
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は3割もの日本国民が罹患している肝疾患でありながら、有効な治療法が確立されていないため、新たな病態形成機構の解明や治療薬の開発が急がれている。これまでの研究から細胞外基質ネフロネクチンがNAFLD進展に影響を与えることを強く示唆する結果を得られていることから、本研究ではNAFLD進展における全長型ネフロネクチンとトロンビン切断型ネフロネクチン機能を明らかにするために、それぞれの阻害抗体を用いた検討を行い、ネフロネクチンに着目した新たなNAFLD の病態形成メカニズムの解明と創薬への発展を目指す。