研究課題
基盤研究(C)
これまでに申請者は細胞膜リン脂質分解酵素である膜結合型Ca2+非依存性ホスホリパーゼA2 (iPLA2γ)を欠損したマウス(KO)を解析する過程において雌性KOマウスの出産仔数や出産回数が減少することを明らかにした。この結果はiPLA2γの雌性生殖への関与を示唆するが、その実態は不明である。本研究では、①iPLA2γ欠損は卵胞形成に影響するか?② iPLA2γ欠損は排卵機能に影響するか?③ iPLA2γ欠損は女性生殖関連ホルモンの産生に影響するか?、以上の3点の疑問の解決を目指すことでiPLA2γの雌性生殖を制御する新たな機能および本酵素が介する新たな分子機構を明らかにする。