研究課題
基盤研究(C)
求心性迷走神経に発現している多くの機能未知GPCRを効率的に解析することを目的とし、GPCRの発現パターンに基づく神経サブタイプ分類、4種類のGPCRシグナルの神経活性への影響を明らかにする。これらの結果を組み合わせることで、個々の迷走神経GPCRの機能の推定を試みる。結果の妥当性を検証するため、リゾリン脂質を認識するGPCRに着目し、特定のリゾリン脂質GPCRを薬理学的に活性化させた場合のアウトプットを解析する。さらに生体内で実際にリゾリン脂質GPCRが活性化される状況を明らかにするため、迷走神経活性が変動するマウスモデルにおけるリゾリン脂質の産生変動を質量分析技術で解析する。