研究課題
基盤研究(C)
近年、自閉症スペクトラム障害(ASD)の児童が急増しており、社会問題となっている。こうしたなか申請者は、幼少期にマクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシンを投与したマウスではASD様の社会性障害が見られることを明らかにしている。本研究では幼少期のクラリスロマイシン投与がASDの発症・病態のリスクとなる可能性、およびそのメカニズムを追究する。本研究により、ASDの発症メカニズムの一端を明らかにすることで、ASDの新たな予防・治療法の開発につながることが期待される。