研究課題
基盤研究(C)
ヒガンバナ科のネギ属やツルバギア属、ノウゼンカズラ科のニンニクカズラ属等の薬用植物が生産するシステインスルホキシド誘導体(CSOs)は、癌や循環器系疾患の予防や改善に役立つ機能性含硫黄成分である。本研究では、これら薬用植物が有する遺伝子群の配列情報や成分プロファイルの生物情報学的解析と分子生物学的・生化学的手法による遺伝子機能解析に基づき、CSOsの生合成に関与する遺伝子群を探索する。得られた知見を用いて、含硫黄成分の異種生物生産系の開発や基原植物の含硫黄成分生産能の人為的改変を試みる。