研究課題
基盤研究(C)
細胞死による DAMPs の放出は、カルレチキュリン,ATP、HMGB-1などがその代表例である。そこで始めにHMGB-1 放出活性を指標に、植物エキスおよび漢方薬をスクリーニングする。次に植物エキスから活性成分を単離・同定し、単離化合物および漢方薬のカルレチキュリンおよび ATP を評価してDAMPs 放出物質を明らかにする。本研究で新たに単離する化合物とともに、申請者の有する天然物ライブラリーから多様なサポニンの DAMPs 放出活性も併せて評価することで、構造活性相関の構築が可能である。得られた DAMPs 放出物質と既存の抗がん剤との難治がん細胞に対する併用効果および細胞死を評価する。