研究課題/領域番号 |
23K06194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
石内 勘一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (70608140)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 植物内生糸状菌 / 生合成遺伝子 / 複雑骨格天然物 / 構造多様性創出 / 植物由来天然物 / 生合成 / 複雑環骨格 |
研究開始時の研究の概要 |
創薬において、複雑な化学構造を有する天然有機化合物を発見することは、ケミカルスペースの観点から非常に重要である。ケミカルスペースの拡充に大きく寄与する要素として、環骨格の多様性創出が挙げられる。本研究では、植物由来の特異な環骨格を形成する天然物について、鍵となる生合成機構解明を目指すとともに、その生合成の仕組みを植物内生糸状菌に拡張することで、これらの化合物群に関連する新しい構造多様性拡大法を確立する。さらにそこから得られる知見に基づいた重要な生合成遺伝子を発掘する。
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研究実績の概要 |
本研究では、植物由来の複雑環骨格天然物に関連する骨格構造が、微生物においても構築されうる可能性に基づき、この知見から導かれる生合成の仕組みを様々な植物内生糸状菌に拡張することで、天然物の新たな構造多様性創出およびその鍵となる生合成遺伝子の発見を目指す。本年度は、申請者が保有するヒカゲノカズラ科植物より分離した内生糸状菌株のライブラリーをケミカルスクリーニングに供した結果、目的株の候補としてLY91株がヒットした。現在、本菌株が生産する二次代謝産物の単離構造決定を検討中である。また一方で、ヒカゲノカズラ科植物より分離したPenicillium citreosulfuratum LY111の成分検索を行なった結果、一種の新規ジケトピペラジン型天然物を単離構造決定することに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
目的内生糸状菌候補株の探索には成功した一方で、生産化合物の構造決定には至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
着目する菌株の大スケール培養により化合物の単離同定を加速させる。
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