研究課題
基盤研究(C)
牛黄は、ウシの胆のう中に生じた結石であり、生薬として用いられている。牛黄の産地として、オーストラリア、中南米、インド、アフリカなどがあるが、産地により価格が大きく異なることが知られている。なかでもオーストラリア産は品質が優れていると言われ、高値で取引されている。そのため、産地を偽って販売されるおそれもあり、正しい産地の表記で流通させるためには、牛黄の産地を識別できる検査法が必要である。そこで、本研究は、遺伝子解析により牛黄の産地を識別できる検査法を構築することを目的とする。