研究課題
基盤研究(C)
胎盤関門からの適量かつ時宜を得たホルモン分泌は、妊娠の維持や胎児成長において重要な役割を果たす。妊娠高血圧腎症患者では胎盤由来ステロイドホルモンの血漿中濃度が減少することから、本研究では、妊娠高血圧腎症患者胎盤において発現減少が示されるmiR-126に特に着目し、胎盤関門におけるホルモン産生関連分子の発現にmiR-126が与える影響を評価することで、胎盤関門におけるmiR-126がホルモン産生に果たす役割の解明を目指す。そして、miR-126をホルモン治療感受性の妊娠高血圧症候群指標として提案できるかを検討する。