研究課題
基盤研究(C)
ヒトおよびマウスにおける研究成果から、皮膚の樹状細胞やマクロファージに発現するマクロファージガラクトース型C型レクチン(MGL)は、アトピー性皮膚炎を悪化させるのか?それとも、抑制するのか?との問いが生じた。本研究では、ヒトMGLのオーソログと推定されるマウスMGL2に着目し、MGL2のアトピー性皮膚炎への関与を、特にTARC/CCL17の発現調節に着目して明らかにしていく。本研究の独自性は「糖鎖」に着目する点にあり、本研究によりMGLが糖鎖を認識することで炎症応答を制御することが明らかになれば、新しい治療ターゲットとして糖鎖を利用した創薬につながることが期待される。