研究課題
基盤研究(C)
体内時計の乱れが引き起こす健康障害について、近年では変形性関節症も体内時計の乱れに起因することが示唆されている。応募者は基礎研究において、時計遺伝子 BMAL1 をノックダウンした軟骨細胞では、スフェロイド形成能が低下することを見出した。さらに、BMAL1 ノックダウン細胞は細胞内脂質小胞の形成が少なく、細胞劣化が進んでいることを明らかにした。本研究では、BMAL1 発現低下を来す軟骨細胞に特異的なメカニズムを明らかにし、BMAL1 の是正が OA の病態を改善することを明らかにする。加えて、軟骨細胞内 BMAL1 発現量を評価できるバイオマーカーを探索する。