研究課題
基盤研究(C)
Glycogen synthase kinase 3beta(GSK3beta)は様々なシグナル伝達経路や転写因子の活性化・不活性化を調節することで細胞活動を制御するため、がんを含む多くの疾患の創薬ターゲットとして研究されている。生理活性物質の活性や薬物の治療効果を決定づける一因は異物解毒酵素である。しかし、異物解毒酵素であるUDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)のGSK3betaによる制御機構については未解明である。本研究では、GSK3betaによるUGTの発現制御と、その発現変動が抗悪性腫瘍薬やがん形成に関連する生理活性物質の細胞内存在量に及ぼす影響を明らかにする。