研究課題/領域番号 |
23K06299
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
多鹿 友喜 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (90400738)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | CoMBI / 3Dイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
独自開発している3Dイメージング法(CoMBI)は、一つの生物標本から3D形態データと分子の2D分布データを両方取得できる手法である。本研究では、新しくUSBデバイス型のCoMBIコントローラを開発し、製作工程を3Dプリンタにより簡素化することで、より多くの研究室で簡便にCoMBI装置を構築できるように改良する。また、標識した生体分子の3D分布データを取得する手法を開発する。これら新型装置と新手法の開発によって、CoMBIの普及を加速する。
|
研究実績の概要 |
本研究は、新型CoMBIの開発と、3Dイメージング用生体試料の開発の2つの柱がある。今年度は、主に新型CoMBIの開発進め、おおかた完了している。生体試料の方は環境整備を行った。 従来のCoMBI装置は、リリース端子を備えたデジタルカメラに対応していた。対応するカメラは、高価格帯の機種(20万円から90万円)に限られていた。本研究では、低価格帯のデジタルカメラでCoMBI装置を構築したいというニーズに答えるため、新たなCoMBI装置の設計を行う。今年度、コードからプリント基板デザインまでを済ませ、低価格帯のデジタルカメラへの対応に見通したたった。具体的には、まず、マイコンボードとブレッドボードを使ってプロトタイプを製作した。センサーとカメラ制御のためのコードを書き、バグフィックスを行った。回路設計でもスイッチ周りのノイズ対応を行うなど、バグフィックスした。次に、ユニバーサル基板を用いて備品と配線をはんだ付けし、試作品を完成させ、日本分子生物学会年会のポスター発表にて披露できた。現在、CADを用いたプリント基板のデザインを完了させている。この段階で年度末にかかったため、製造の発注と完成版の製作は次年度にすすめる予定である。 3D撮影する生体試料の準備として、今年度は、学内で申請し、承認を得た。また、飼育エリアの環境整備するため、室温のモニタリング、飼育棚の購入と組み立てを行った。次年度は、水槽や水流モーターなど飼育用品を揃える予定である。核酸を扱う準備として、今年度は学内申請し、承認を得た。器具は、計画書の通り、買い揃えることができた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
新しい大学に移った初年度であったが、装置開発はすぐに立ち上がり、当初の計画以上に順調に開発を進められた。生体試料の準備は、どこであれ書類が整うことに時間がかかるので、初年度は想定内の進行である。大学は夜間にすべての空調を切ってしまうのは想定外だったため、室温のモニタリングを行い、飼育環境の整備に時間をかけている。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度は、新型CoMBI装置の製作をすすめる。プリント基板の製造発注し、部品を搭載して自身や共同研究者が使えるような形態を整える。3Dイメージング用の生体試料開発では、次年度、飼育環境の整備を完成させる。
|