研究課題/領域番号 |
23K06326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
藤原 研 神奈川大学, 理学部, 教授 (00382945)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下垂体前葉 / グルココルチコイド / 細胞間相互作用 / 局所環境 / ストレス応答 |
研究開始時の研究の概要 |
ストレスは様々な生理状態に影響するが、生体に備わったストレス応答システムによりその恒常性は一定に維持される。しかし、ストレスは様々な疾患を増悪させ、過度なストレスやその応答システムの破綻は個体の死を引き起こす。ストレス応答の中心的機構の一つは、視床下部―下垂体前葉―副腎皮質軸(HPA軸)であるが、その分子機構の全容は不明である。本研究は、下垂体前葉内での細胞間相互作用がHPA軸に作用する仕組みを明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は、「下垂体前葉内での細胞間相互作用が副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節に働き、ストレス応答機構の新たな基軸となる」という仮説を検証するため、以下の課題を行う。①ストレス応答分子(グルココルチコイド活性化酵素:11βHSD1, ACTH受容体:MC4R)の組織学的解析、②11βHSD1の機能解析、③MC4Rの機能解析、④ストレス時の発現動態、について実行する。本年度は、① ストレス応答分子(11βHSD1, MC4R)の組織学的解析を行った。まず、成獣雄ラットの下垂体前葉におけるグルココルチコイド活性化酵素である11βHSD1と不活性化酵素である11βHSD2の発現レベルを定量的PCR法を用いて解析した。その結果、11βHSD2に比べ11βHSD1の発現量が著しく高いことが分かった。そこで、ラット下垂体前葉における11β HSD1を発現している細胞の組織分布、細胞の種類を同定するために、mRNAに対する一本鎖RNAプローブを作製し、作製したプローブを用いてin situ hybridization法を行った。その結果、11β HSD1発現細胞を同定することに成功した。さらに、各種細胞マーカー分子に対する抗体を用いた免疫組織化学とin situ hybridizationを組み合わせることで、下垂体前葉における11β HSD1発現細胞の細胞種を特定できた。また、ACTH産生細胞との形態学的関係について共焦点レーザー顕微鏡を用いて解析した。一方、MC4Rについては、プローブ作製までは完了したがin situ hybridization法による発現細胞の検出までは至らなかったため、2024年度に引き続き行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大きなトラブルはなく、おおむね計画していた実験を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に大きな変更はない。
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