研究課題
基盤研究(C)
骨格筋の幹細胞である衛星細胞は、骨格筋の成長や、傷害後の筋再生の際に、活性化して自己複製、及び筋芽細胞へと分化するが、その詳細な分子メカニズムは不明な点が多い。本研究は、このVangl2とMカドヘリンの相互作用が衛星細胞内でどのように制御され、筋再生に対して働くかを調べる。そのために、衛星細胞選択的にVangl2をノックアウトしたマウスを作出し、衛星細胞におけるMカドヘリンの局在変化や、衛星細胞活性化時のMカドヘリンの挙動について観察を行う。さらに、筋傷害後の筋再生に影響を及ぼすかどうかについても解析を行う。本研究を通して、骨格筋難病の病態解明や、治療法開発に役立つ知見を得ることを目指す。