研究課題
基盤研究(C)
本研究では、肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者で遺伝子変異が報告され、我々がカリウム(K+)ポンプとして機能することを見出した「PAH-ATPase(投稿前のため仮称)」に着目する。PAH-ATPaseのK+輸送機構や機能制御機構、肺動脈血管平滑筋におけるPAH-ATPaseの生理機能、PAH-ATPaseのK+輸送機能の異常が引き起こすPAH発症機構について細胞レベルから個体レベルまで多階層的に研究を行う。また、PAH-ATPaseを標的とした新規PAH治療法の開発を目指した研究として、PAH-ATPaseの発現やK+輸送機能を改善(増強)することで、PAH病態を改善する化合物の同定を行う。