研究課題
基盤研究(C)
免疫チェックポイント阻害剤の登場はがん治療に希望を与えるものであるが、近年、制御性T細胞(Treg)による免疫抑制など免疫チェックポイント以外のがん免疫回避メカニズムも注目されている。本研究は、1) PGE2によるTreg活性化の分子作用機序と転写制御メカニズムを、次いで2) 免疫チェックポイント阻害剤非感受性がんモデルマウスにおけるTregのPGE2シグナルの病態生理学的意義を解明することを目的とする。本研究の目的達成により、EP2/4拮抗薬を用いたがん免疫治療の臨床試験を加速させ、臨床応用への貢献が期待される。