研究課題
基盤研究(C)
「免疫プロテアソームLMP7欠損(阻害)により、M2マクロファージに分化しやすくなる」という仮説を立て、予備実験によりLMP7欠損型マクロファージからのM2マクロファージ分化は野生型より顕著に優位であることを見出した。本研究により、LMP7欠損型M2マクロファージ分化の優位性の機構と、LMP7欠損型M2マクロファージの免疫反応を抑制する能力が優位なのかどうかを明らかにし、また、阻害剤でも同様効果が得られれば、欧米では、LMP7を含む免疫プロテアソーム阻害剤の炎症病態の治療効果を検討する基礎研究や臨床試験も進んでいることから、将来、本研究が臨床の面でも貢献することが期待される。