研究課題
基盤研究(C)
重炭酸イオンによるpH非依存的な細胞応答の分子機構はこれまで不明であった。申請者はこれまでに、重炭酸イオンによって引き起こされるシグナル伝達を見出した(論文投稿中・特許出願中)。更に申請者は、脳ペリサイトで重炭酸イオンシグナルが活性化することを見出した。本研究では、MR angiographyやin vivo imagingによって重炭酸イオンシグナルによる微小循環障害を証明し、さらに、重炭酸イオンシグナルへの介入が虚血再灌流障害に与える影響を明らかにする。本研究は、自身の発見である重炭酸イオンシグナルを標的とし、脳梗塞超急性期の微小循環障害を改善する画期的な治療法の開発基盤となるものである。