研究課題
基盤研究(C)
ゴーシェ病は、遺伝子の変異によってグルコセレブロシダーゼ(GCase)の立体構造が不安定になることによって発症する。近年、GCaseを安定化し活性を改善させるアロステリック低分子化合物(アロステリックシャペロン)が報告された。しかし、それらの結合部位および活性改善機構は未だ解明されていない。本研究では、ゴーシェ病治療薬となりうるアロステリックシャペロンを開発するため、X線結晶構造解析の手法によりそれらの結合部位を同定する。得られた構造情報を利用して新規化合物を in silico 探索し、評価・改良する。さらに、アロステリックシャペロンによるGCaseの立体構造安定化機構を検証する。