研究課題
基盤研究(C)
一過性に起きる軽微な急性腎障害の患者の中で2割もの患者が慢性腎不全に移行する。ひとたび慢性腎不全に陥ると悪化の一途を辿り、組織の線維化(変質)・深刻な腎機能の低下へと病態が進行し、生命予後不良となる。腎障害に対する特効薬はないため、治療法の確立は急務である。本研究では脂質関連遺伝子に着目し、病態との関連を明らかにすることにより、これまでにない画期的な治療戦略につなげることを目的とする。