Lysyl oxidase欠損により発症する大動脈瘤形成機序の解明

• 研究課題/領域番号: 23K06417
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49010:病態医化学関連
• 研究機関: 関西医科大学
• 研究代表者: 冨川 直樹 関西医科大学, 医学部, 助教 (80468587)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 弾性線維 / 大動脈瘤 / ノックアウトマウス

研究開始時の研究の概要

申請者が作製した血管平滑筋特異的にlysyl oxidase (LOX)をノックアウトさせたマウスは上行大動脈において動脈瘤を発症する。本研究では、LOX欠損による大動脈瘤発症に至る過程において、詳細な分子メカニズムと病態について、電子顕微鏡観察による形態変化、組織化学染色による病態解析、トランスクリプトームによる網羅的遺伝子発現解析、遺伝子改変や薬剤投与による大動脈瘤のレスキュー実験、病態に関与するシグナル伝達解析を行い、Lox欠損による大動脈瘤発症の詳細な分子メカニズムを解明し、弾性線維の破綻によって発症する病態への治療応用に有用となる知見を得ることを目的とする。