研究課題/領域番号 |
23K06418
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
上原 了 立命館大学, 生命科学部, 助教 (70842590)
|
研究分担者 |
松村 浩由 立命館大学, 生命科学部, 教授 (30324809)
小根山 千歳 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍制御学分野, 分野長 (90373208)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 細胞外小胞 / がん / RAB27A |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、新たに取得したRAB27A阻害剤の作用機序を通じて、がん特異的なRAB27A発現調節機構を解明する。また、体内で検出可能な発光標識EVを産生するがん細胞の移植マウスを用いて、RAB27A発現調節機構の阻害がEVの生体内動態に及ぼす影響を解析し、治療への応用の可能性を検証する。
|
研究実績の概要 |
新たに取得したRAB27A阻害剤を用いて、RAB27Aを介したがん細胞外小胞(EV)の分泌機構の解明を行った。阻害剤で処理した4種類のがん細胞(HT29、PC3、MAD-MB-231、PANC-1)から分泌されるLarge EVおよびSmall EVをNanosightを用いて定量した結果、全てのがん細胞でSmall EVの分泌量が抑制されることが分かった。さらにウイルスベクターを用いてRAB27Aノックダウン細胞、RAB27A過剰発現細胞を作製して同様の実験を行ったところ、RAB27A過剰発現細胞のSmall EVの分泌量は阻害剤に耐性を持っており、RAB27Aの発現ががんEVの分泌量に直接的に関与することが示唆された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
4月に異動があり、異動先で新たに細胞株の樹立が必要となったために実験準備に時間を要した。
|
今後の研究の推進方策 |
本年度に樹立したRAB27Aノックダウン細胞・過剰発現細胞を用いて、引き続きがん細胞におけるRAB27AとEV分泌量の関係性を調査する。
|