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T細胞リンパ腫の腫瘍周囲微小環境を中心とした二次元空間解析および臨床病理学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K06437
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

三好 寛明  久留米大学, 医学部, 准教授 (30647780)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードリンパ腫 / 病理 / 多重免疫染色
研究開始時の研究の概要

本研究ではマルチプレックス空間解析システムを用いて、T細胞リンパ腫の腫瘍性T細胞のサブタイプおよび腫瘍微小環境の細胞種の同定、腫瘍免疫関連蛋白発現の評価を行い、それらの位置情報細胞と臨床病理学的特徴との関連を検討する。その結果によるT細胞リンパ腫の層別化および腫瘍周囲環境のバイオマーカー抽出を目的としている。
本研究の結果により、腫瘍性T細胞のサブタイプや腫瘍微小環境の違いによる患者生命予後のより詳細な層別化や、腫瘍免疫関連分子を標的とした分子標的治療薬の対象症例の抽出が可能になることが期待される。

研究実績の概要

本研究ではマルチプレックス空間解析システム(PhenoCycler)を用いて、T細胞リンパ腫の腫瘍性T細胞のサブタイプと腫瘍微小環境細胞を同定し、腫瘍免疫関連蛋白の発現を評価する。それらの位置情報を抽出し、細胞および蛋白の位置関係や臨床病理学的特徴との関連を統計学的に検討することにより、T細胞リンパ腫の層別化および腫瘍周囲環境のバイオマーカーを抽出することを目的としている。
具体的にはT細胞リンパ腫において腫瘍性T細胞のサブタイプおよび腫瘍微小環境細胞と腫瘍免疫関連蛋白の同定を行い、それぞれの発現や位置関係が臨床病理学的特徴にどのように関連しているかどうかを検討し、症例の層別化を行う予定である。
本研究を遂行するにあたり、大きなポイントとなるのは免疫染色の条件設定であるが、本年度は施行予定の大部分の抗体に対して条件設定を行い、おおむね完了している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上述のように、本研究のなかで重要なポイントとなるのが免疫染色の条件設定であるが、施行予定の大部分のタンパクに関して条件設定が終了している。条件設定が終了でき次第、実際の検体を使用していく予定であり、予定通りの進捗状況と考えられる。

今後の研究の推進方策

免疫染色の条件設定を完了させ、T細胞リンパ腫の患者さんの検体を用いて評価を行う予定である。その結果を解析することにより、腫瘍性T細胞、腫瘍微小環境細胞、腫瘍免疫関連蛋白の空間情報に基づく臨床病理学的特徴の統計学的な差異によってT細胞リンパ腫の症例の層別化を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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