研究課題
基盤研究(C)
原発性胆汁性胆管炎(PBC)は慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)を代表とする胆管炎を中心に病態が研究されてきたが、本研究では治療不応性の予後不良症例に特化した解析を行う。特に、我々が近年見いだしたPBC胆管におけるネクロプトーシスの存在、IFN環境で発現するIndoleamine 2,3-dioxygenase-1(IDO-1)の発現、また治療不応例の組織学的評価にて見いだされた肝炎性変化と胆汁うっ滞性変化の病態について注目し、ヒト肝組織および培養胆管細胞を用いた検討にて、治療不応例PBCの病態解析と新規治療戦略に関する基礎的データを得る。