研究課題
基盤研究(C)
悪性腫瘍の治療には分子標的治療の導入が必須な時代となってきている。分子診断の成否には、十分な腫瘍量の確保が必須条件である。腫瘍量の確認にはベッドサイドで行われる迅速細胞診(rapid on-site cytologic evaluation; ROSE)が導入され、診断成績の向上や、合併症の減少報告されてきている。今回我々は、液状検体の採取検体量がリアルタイムに確認可能な、位相差顕微鏡を応用したMobile ROSEが十分量の検体確保に対する有用性の評価と画像の人工知能解析などの情報を付加することでより精度が高く簡便なROSEをサポートする機器の開発を行う事を目的としている。