研究課題
基盤研究(C)
病原体を中和できる抗体の誘導がワクチンの主な目的である。よって、その中和抗体レベルを増強させる添加物(アジュバント)の開発は重要である。我々は過去の研究において、マウスへのインフルエンザウイルス抗原遺伝子の接種時に、「トル様受容体RP105 に対するアゴニスト抗体(RP14)」を発現する抗体遺伝子を同時に接種することで、 抗原特異的な抗体レベルや中和抗体レベルは増強されることを見出した。本研究では、この「RP14 抗体アジュバント」の実用化を目指すため、RP14 抗体とウイルス抗原の融合遺伝子を用いて、より高いアジュバント効果を得ること(=高い中和抗体レベルを誘導できること)を目指す。