膵前癌病変PanINモデル細胞株を用いた膵管癌発生の分子基盤解明

• 研究課題/領域番号: 23K06497
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49030:実験病理学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 久保田 裕二 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70614973)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 膵臓癌 / PanIN / がん

研究開始時の研究の概要

浸潤性膵管癌（Pancreatic ductal adenocarcinoma, PDAC）は早期発見が極めて困難であり、全癌種の中で最も予後が悪い癌の1つである。近年、PDACの前癌病変であるPanINが発見されて以来、その病因・病態の解明がPDACの早期診断や治療法開発を促進すると期待されているが、PanINがどのように悪性形質を獲得してPDACへと進行するのか、その分子機構は未だ解明されていない。本研究ではゲノム編集技術を用いた解析を駆使し、癌悪性形質を誘導する決定的因子を同定することで、PDAC発生の分子基盤解明を試みる。