研究課題
基盤研究(C)
Toll様受容体7は、様々な非感染性炎症疾患の発症に関与することが知られている。この時、TLR7応答は炎症性サイトカインやⅠ型インターフェロン産生などの自然免疫応答に加えて、獲得免疫系の活性化も誘導するため、両者の協調的な炎症応答の“トリガー”として働いている。しかし、この分子メカニズムの詳細はほとんど分かっていない。申請者は、WD repeat and FYVE domain containing 4 ノックアウトマウスの解析により、TLR7が誘導する免疫系には、Wdfy4が重要な役割を果たしていることを見出しつつある。そこで本研究では、その分子メカニズムの解明を目指すことにした。