研究課題
基盤研究(C)
申請者らはDNAを標的とするシチジンデアミナーゼAPOBEC3の抗レトロウイルス作用を解析する過程で、APOBEC3タンパク質が脾臓や粘膜パイエル板の胚中心B細胞に強く発現することを見出した。AIDは胚中心B細胞特異的に発現し抗体のクラススイッチに必須であるシチジンデアミナーゼであるが、APOBEC3がそれと同様な発現パターンを示すことから、APOBEC3もB細胞の胚中心反応に関与している可能性は高いと考えられる。そこで本研究では、胚中心B細胞におけるAPOBEC3の発現誘導機構を解明することからAPOBEC3の新たな生理的機能を探る。