研究課題/領域番号 |
23K06536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
上野 圭吾 国立感染症研究所, 真菌部, 主任研究官 (10550220)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺常在性記憶CD8 T細胞 / 経鼻弱毒生ワクチン / クリプトコックス症 / vaccine / lung CD8 TRM / cryptococcosis |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、この第3世代ワクチンをモデルとして、真菌感染制御において機能未知なlung CD8+ TRMの役割を解明する。エイズ患者等でCD4+ T細胞が枯渇する免疫不全状態でもlung CD8+ TRMが真菌感染制御を担うか?交差反応性の高い抗クリプトコックス症ワクチンにlung CD8+ TRMが必要か?を検証する。
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研究実績の概要 |
クリプトコックス症の原因菌は, Cryptococcus neoformansとCryptococcus gattiiである. 幅広い菌種に有効なワクチン・CD4 T細胞が欠乏するエイズ患者でも効果を発揮するワクチンが求められている. 今期の研究では, 両方の感染を抑制する新しい経鼻弱毒生ワクチンを2種類開発した. そのうちの1つは, 病原性がほぼ完全に消失しており, Rag-1 KOマウスを殺傷しないことが分かった. 経鼻弱毒生ワクチンは, 肺常在性記憶CD4 T細胞=lung CD4 TRMに加えて, 肺常在性記憶CD8 T細胞=lung CD8 TRMを誘導した. lung CD8 TRMは, 抗原再刺激に応答しIFNγを産生した. 感染14日目には, ワクチン群でlung CD8 TRMやcDC1が増加し, 肉芽腫形成も見られた. ワクチン群で誘導されたこれらの免疫応答が, 感染防御を担ったと考えられた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
経鼻弱毒生ワクチンを開発し, 免疫不全宿主における副作用も検証できた. lung CD8 TRMの性状も明らかになった.
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今後の研究の推進方策 |
lung CD4 TRM非存在下で, lung CD8 TRMが単独で抗原を認識するか検証する. 抗原タンパク質についても, 複数準備している. CD4 T細胞やCD8 T細胞の枯渇がワクチン作用に影響するか検証し, lung CD8 TRMの感染防御能を明らかにする.
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