研究課題
基盤研究(C)
本研究では、A群レンサ球菌膜孔形成毒素SLOの “細胞内受容体”に焦点を絞り、その同定を目的としている。具体的な研究計画としては、① SLOの細胞内受容体候補分子の網羅的探索、② SLOの細胞内受容体の同定、③ マウスモデルを用いた病原性解析の3つに分けられる。①では、近接依存性標識法またはPull down法を用いて目的のタンパク質を精製し、質量分析により候補分子の同定を行う。②では、この候補分子のノックアウト細胞等を用いてSLOの細胞内受容体として機能しているのかを検証する。③では、同定された受容体分子のノックアウトマウスや上記の受容体結合部位変異体を用いた病原性解析を行う。