研究課題/領域番号 |
23K06593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
永井 重徳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50348801)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヘルパーT細胞 / 免疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
粘膜組織における細菌感染による慢性炎症の誘発・持続には、ヘルパーT(Th)細胞が重要な役割を果たしている。一方で炎症を抑制するTh細胞も誘導され、行き過ぎた炎症性細胞の活動を抑制し、炎症反応を終息させるよう働く。本研究では、PI3K-Akt経路の下流分子の1つであるFoxO1が、Th細胞の一つであるTr1細胞分化をどのように制御するかを明らかにし、Tr1細胞の機能増強による慢性炎症抑制効果をin vivoにおいて検討し、慢性炎症に対する新たな治療法の確立を目指すことを目的とする。
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研究実績の概要 |
粘膜組織における細菌感染による慢性炎症の誘発・持続には、ヘルパーT(Th)細胞が重要な役割を果たし、特にTh1やTh17細胞などの炎症性細胞が病態の悪化に関わっている。一方でこれら炎症性細胞に対し、炎症を抑制するTh細胞も誘導され、行き過ぎた炎症性細胞の活動を抑制し、炎症反応を終息させるよう働く。申請者は以前、PI3K-Akt経路が、IL-10産生に関わる複数の因子の発現を制御することで、IL-10産生Foxp3陰性Th細胞(Tr1細胞)細胞分化を正に制御することを示したが、個々の因子が、PI3K-Akt経路の下流に存在するいずれの分子によって制御されるかは未だ不明である。そこで本研究では、PI3K-Akt経路の下流分子の1つであるFoxO1が、どのようにTr1細胞分化を制御するかを明らかにし、Tr1細胞の機能増強による慢性炎症抑制効果をin vivoにおいて検討し、慢性炎症に対する新たな治療法の確立を目指すことを目的とする。 今年度は、siRNAを用いたFoxO1のノックダウンによって、Tr1細胞分化に変化が起こるかを確認したところ、阻害剤を用いた場合と同様の効果を示すことを確認した。また、FoxO1阻害剤によって影響を受けるTr1分化関連分子については、現在RT-PCR及びwestern blotにより解析を行っている最中である。一方、マウスに阻害剤を投与するin vivo投与実験においては、適切な投与法及び投与量について検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
教授の定年退職に伴い研究室が閉じられることになったため、一時的ではあるが中断する必要に迫られたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、FoxO1阻害剤により影響を受けるTr1分化関連分子を同定するとともに、in vivoにおける阻害剤の効果についても検討する。
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