研究課題
基盤研究(C)
サルコペニア(=加齢に伴う筋肉量減少)の改善には炎症の抑制が重要であることが示唆されている。炎症を抑制する細胞である制御性T細胞(Treg)は、インターロイキン7受容体(IL-7R)の発現が低い細胞として知られているが、我々は骨格筋内TregはIL-7Rを高レベルに発現していることを見出した。運動により血中のTregが増えることは知られているが、本研究では、運動に伴う骨格筋内Tregの変動をマウスを用いて解析する。さらに、IL-7が骨格筋内Tregに及ぼす影響を調べることで、Tregを介したサルコペニア治療にIL-7が利用できるかを検討する。