PDX由来がん細胞株の有用性の証明

• 研究課題/領域番号: 23K06616
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 神戸学院大学
• 研究代表者: 刈谷 龍昇 神戸学院大学, 薬学部, 講師 (40757663)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: PDX モデル / 抗がん剤 / 非臨床試験

研究開始時の研究の概要

がん患者の腫瘍組織を直接、免疫不全マウスに移植した患者腫瘍組織移植：PDXモデルは、臨床のがん患者の腫瘍組織像を忠実に再現できる。これは、がん患者の腫瘍組織の環境をそのままマウスに移植するからだと考えられている。しかし、PDX腫瘍組織を長期培養し、がん細胞のみにしたPDX由来がん細胞株も、免疫不全マウスに移植した際に臨床のがん患者の腫瘍組織像を忠実に反映する。これは既存のがん細胞株を移植したマウスモデルでは見られない現象である。本研究ではPDX由来がん細胞株と既存のがん細胞株の表現型を比較検討し、PDX由来がん細胞株ががん患者の腫瘍組織像を再現できるメカニズムを解明する。