研究課題
基盤研究(C)
我々はこれまでに、樹状細胞およびT細胞遊走に必要なケモカインCCL19を高発現する間葉系幹細胞(MSC/CCL19)をマウスより樹立し、MSC/CCL19の局所投与が樹状細胞およびT細胞の腫瘍浸潤を増加させ、顕著な抗腫瘍効果を発揮することを報告してきた。また、他家移植を目指したアロMSC/CCL19の可能性を探索するためにマウスモデルで抗腫瘍効果を検討したところ、アロMSC/CCL19局所投与は顕著な抗腫瘍効果を認めた。本研究では、アロMSC/CCL19の高い抗腫瘍効果を解析し、抗腫瘍エフェクター細胞を同定するとともに、その機能解析を目的とする。