研究課題
基盤研究(C)
インターロイキン33(IL-33)により活性化された2型自然リンパ球(以下ILC2)が強い抗腫瘍効果がを発揮することがマウス担癌モデルで報告された。機序としてILC2活性化に誘導される好酸球の関与が示唆されたが、獲得免疫との関連は不明である。申請者は、このIL-33-ILC2系の抗腫瘍効果がCD8T細胞依存的で、かつT細胞補助刺激分子OX40依存的であることを見出した。IL-33-ILC2系の下流でOX40-OX40L系が活性化して抗腫瘍効果を発揮することが想定される。そこで、本研究では、IL-33-ILC2系による抗腫瘍効果の免疫学的機序を明らかにし、新たな抗腫瘍免疫療法の開発を行う。