研究課題/領域番号 |
23K06713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
安藤 知広 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (60846658)
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研究分担者 |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10380693)
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | レドックス / DNP / グリオーマ / 動的核偏極MRI / レドックス代謝 / 神経膠腫 |
研究開始時の研究の概要 |
グリオーマは中枢神経原発の難治性悪性腫瘍で、治療の基本は手術での腫瘍摘出であるが、完全摘出できる症例は限られる。術後の放射線治療や化学療法が多く行われるが、再発症例が少なくない。現在の医療では、形態評価による抗腫瘍効果の判定が主流であり、判定までに数ヶ月を要する、治療効果が腫瘍形態に反映されない場合には正確な評価ができない、という問題ある。 本研究は生体内のレドックス代謝を高感度に可視化できる動的核偏極MRI法を用いて、グリオーマのレドックス代謝を非侵襲的に解析し、レドックス代謝をイメージングバイオマーカ-とした代謝情報に基づくグリオーマの診断法および治療効果の早期判定法としての確立を目指す。
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研究実績の概要 |
本年度は、将来的なグリオーマモデルによるレドックスイメージングを実施するため、マウス頭部のレドックスイメージング法についてDNP-MRIおよび血液脳関門透過性プローブであるMCPを用いた研究を開始した。 MCP投与後約30秒でマウス頭部におけるMCP由来の強いDNP信号を観測した。またその画像強度は時間と共に減衰し、投与後5分ではMCPによるDNP効果はほぼ消失することがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
現在、いくつかのグリオーマモデルの構築を検証しており、グリオーマモデルにおいて腫瘍組織におけるレドックス代謝を計測する。 また病理組織学的評価により、グリーマの進展とレドックス代謝との比較検証を実施する。
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