研究課題
基盤研究(C)
実臨床において骨髄異形成症候群や小児悪性神経膠腫の患者に対しWT1蛋白を標的とするペプチドワクチン皮内注射を用いた臨床試験が行われ、有効性が報告されている。これまでに我々はビフィズス菌をベースとしてWT1蛋白をターゲットとしたWT1経口がんワクチン(B. longum 420)を開発し、白血病マウスモデルで抗腫瘍効果を確認した。今回新たにWT1蛋白のヘルパーエピトープを含む経口がんワクチン(B. longum. 2656)を開発した。白血病マウスモデルを用いてB. longum. 420に対するB. longum. 2656の上乗せ効果について免疫学的背景を明らかにしながら探索していく。