研究課題/領域番号 |
23K06718
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
重川 誠二 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (00461517)
|
研究分担者 |
井上 明宏 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20593403)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | Glioma stem cell / spinal tumor |
研究開始時の研究の概要 |
脊髄腫瘍を含むヒト膠芽腫摘出組織およびヒト膠芽腫摘出組織由来のGlioma stem cellを用いることでInvasion niche由来Glioma stem cellの脳脊髄内微小環境における局在およ び浸潤動態を in vivo 光イメージングを用いて解析すると共に、蛍光腫瘍細胞をTargetと した集束超音波(focused ultrasound:FUS)治療装置の臨床応用への可能性を検討する。
|
研究実績の概要 |
脊髄腫瘍を含むヒト膠芽腫摘出組織およびヒト膠芽腫摘出組織由来のGlioma stem cellを用いることでInvasion niche由来Glioma stem cellの脳脊髄内微小環境における局在およ び浸潤動態を in vivo 光イメージングを用いて解析すると共に、蛍光腫瘍細胞をTargetと した集束超音波(focused ultrasound:FUS)治療装置の臨床応用への可能性を検討している。 また本研究との直接の関係はないが、脊髄腫瘍に対する後述するような論文を執筆している。また脊髄外科学会で脊髄髄内腫瘍に関する共同研究を行っており論文を執筆中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当院にて加療予定の脊髄領域を含むヒト膠芽腫患者よりPET-CT/MRI fusion 画像を利用したナビゲーションシステムを用いて、「Invasion niche」を正確に同定しつつ組織採取を行い、 GSCを単離し、Invasion niche 由来の GSC 細胞株として樹立させる。それにおいてCD44を含む各種幹細胞マーカーに加え低酸素誘導因子及びOPNの発現を評価し、実際の膠芽腫内部のInvasion nicheより採取した組織における発現性と合致するかを検討すると共に、膠芽腫患者の治療過程における画像変化や再発様式との関連性を評価する。 ここまでの作業がおおむね順調である。
|
今後の研究の推進方策 |
樹立した Invasion niche 由来 GSCを、通常酸素環境下および2種の低酸素環境下で培養し、各条件下でCD44と低酸素誘導因子及びOPNの発現をタンパク質レベルで解析する。 同細胞群の運動能を2種の低酸素環境下で評価し、低酸素環境におけるCD44とHIF-1α、HIF-2α、OPNの発現レベルとGSCの浸潤能、遊走能、血管新生能との関連性について検討する。 さらに、同細胞群を NOD-SCID マウスの脳脊髄内に移植し、in vivo での細胞浸潤、血管新生の様子をMRIと病理学的評価にて解析する。 さらに、腫瘍脳脊髄内移植マウスに GSC の可視化蛍光プローブを投与することでイメージングモデルを確立させ、Invasion niche由来 GSC の脳脊髄内微小環境における局在および浸潤動態を in vivo 光イメージングを用いて解析すると共に、蛍光腫瘍細胞をTargetとした集束超音 波(focused ultrasound:FUS)治療装置の臨床応用への可能性を検討する。
|