研究課題
基盤研究(C)
修飾ヌクレオシドは身体の状況を反映し、種々の疾患と関連することが示唆されており、修飾ヌクレオシドの包括的な分析は診断や鑑別、バイオマーカーの開発に有用な手段となると期待されている。本研究では、がんをはじめとする様々な疾患や酸化ストレスによって変動する修飾ヌクレオシドを網羅的にかつ精密に定量する独自の手法を応用し、修飾ヌクレオシドをプロファイリングすることで新たながん診断法開発を目指す。修飾ヌクレオシドの分析標品や安定同位体の合成、網羅的分析法の確立、および各種がん患者検体を用いた血中の修飾ヌクレオシドプロファイリングを実施し、がん診断法の有用性を検討する。