研究課題
基盤研究(C)
これまで、がんに対する様々なT細胞免疫療法が開発され、一定の成果を上げている。しかしながら、期待された免疫が持続せず十分な効果が得られないものも多く存在する。本研究では、ヒストンH3K9脱メチル化酵素であるPhf2に焦点を当てた研究を行い、Phf2のT細胞分化および抗腫瘍免疫における役割について明らかにする。さらに、薬剤を用いたPhf2の制御により、腫瘍特異的T細胞における抗腫瘍活性の増強効果について明らかにするとともに、効果を最大限に引き出す条件の最適化を行う。研究の最終段階では、新規免疫療法のプロトコール提案を目標とする。