配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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研究実績の概要 |
2023年度は、CRISPR library screening libraryより、BRCA1またはBRCA2変異陽性乳癌細胞株にessentialな候補遺伝子として11個(SF1, PHF5A, SF3B3, UBL5, COPB2, CDC27, EIF1AX, NPIPB6, CDK1, SS18L2,PCNA)同定した。そのValidationとして。各候補遺伝子のsiRNAを、正常乳腺細胞株:MCF10A、BRCA1変異陽性のHCC1395細胞、BRCA2変異陽性のHCC202細胞にそれぞれ導入して、候補遺伝子のknock downを誘導後に、MTS assayを行った。MCF10AおよびHCC 1395においては、各siRNAにおいて細胞増殖の抑制は認められなかったが、HCC202細胞では、11個のうち10個(SF1, PHF5A, SF3B3, UBL5, COPB2, CDC27, EIF1AX, NPIPB6, CDK1, SS18L2)において、細胞増殖の抑制が認められた。 候補遺伝子の検証として、データベース上では検討されていない細胞株での検討が必要と考え、BRCA1/2変異を有さない乳腺細胞株:MCF10A、および乳癌細胞株AU565細胞に、CRISPR-cas9システムにより。BRCA1またはBRCA2のノックアウト細胞の樹立を試みた。しかし、MCF10AおよびAU565細胞ともに、BRCA1またはBRCA2KO細胞において、細胞致死および細胞増殖の抑制が強いため、完全なノックアウト細胞株の樹立には至らなかった。 研究成果を、第112回病理学会総会において発表し、優秀演題症を獲得した。
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