研究課題/領域番号 |
23K06773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
板野 理 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (90265827)
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研究分担者 |
淵本 大一郎 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, グループ長補佐 (10343998)
赤羽 正章 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (30282528)
井上 政則 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30338157)
大西 彰 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (30414890)
小無田 美菜 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学成田病院, 教授 (30441653)
李 ヨキン 日本大学, 医学部, 准教授 (30599048)
向山 順子 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 講師 (70734987)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肝癌大動物モデル / 免疫不全ブタ / 肝動注療法 / 肝癌 / 超音波 / フリーラジカル |
研究開始時の研究の概要 |
0.ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタの作成。1.治療実験:肝動脈塞栓化学療法:ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタに対して肝動脈塞栓化学療法を行う。2.腫瘍悪性化に関わる分子機構の解明:1で 治療前、治療後にエコー下に腫瘍を生検し、single cell RNA-seq解析を行う。3.治療実験:酸化チタンナノ粒子超音波励起を用いた肝細胞癌に対する肝動注療法:酸化チタンナノ粒子を経動脈的に肝細胞癌に投与して、体外より超音波照射を行い、発生するフリーラジカルの抗腫瘍効果、従来の肝動脈塞栓化学療法への相乗効果を検証する。
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研究実績の概要 |
ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタの作成: ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタの作成に関しては、前回樹立実験より研究メンバーの変更および複数年の時間経過があるため、改めて農研機構にて繁殖されたIl2rg-KOブタに対して、ヒト肝癌細胞癌細胞株であるHepG2を超音波ガイドにて経皮的に肝臓へ打ち込み、検証実験を行った。肝臓(頭側領域、嚢胞または胆嚢の頭側)に癌細胞株(HepG2)Matrigel溶解液(2x107cells/ml)0.5mlを超音波ガイド下(心窩部穿刺, 1ヶ所)に局注した。また新たにヒト肝癌細胞癌細胞株JHH-4を用いたモデルの作成を行うため、違う個体の肝臓および皮下へ打ち込み、その生着を確認した。肝臓(頭側領域)に癌細胞株(JHH-4)Matrigel溶解液(2x107cells/ml)0.5mlを超音波ガイド下(右季肋部穿刺, 1ヶ所)に局注を、腹部皮下右側に癌細胞株(JHH-4)Matrigel溶解液(2x107cells/ml)0.5mlを3ヶ所それぞれに局注を行った。いずれも5週間後に個体をサクリファイスし、病理学的に検討して生着していることを確認した。これによって、以前論文化した肝癌大動物モデルの作成が可能であることを改めて確認するとともに、違う種類のヒト肝細胞癌細胞株でも作成可能であることを確認し、今後の治療実験においては細胞株による治療効果の相違や「腫瘍悪性化に関わる分子機構」の相違においても検討することが可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
農研機構における実験開始の手続きおよびIl2rg-KOブタの繁殖が予定通りに進まず、供給は2頭にとどまった。また、ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタの再現実験および新しいヒト肝細胞癌細胞株JHH-4を持ちいたモデル作成も試みたため、「ヒト肝癌細胞移植Il2rg-KOブタの作成」までにとどまっている。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度においては、Il2rg-KOブタの供給が予定通り見込まれているため、5頭を使用して、肝動脈塞栓化学療法実験およびその肝臓検体を用いた「腫瘍悪性化に関わる分子機構の解明」を行う予定である。 また「酸化チタンナノ粒子超音波励起を用いた肝細胞癌に対する肝動注療法」を開始するために、酸化チタンナノ粒子および超音波照射機器の整備を行う。
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