研究課題/領域番号 |
23K06775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
衛藤 謙 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00287210)
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研究分担者 |
大熊 誠尚 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30366207)
武田 泰裕 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40817136)
小菅 誠 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60372968)
吉田 清嗣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70345312)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大腸癌 / DYRK2 / リンパ節転移 |
研究開始時の研究の概要 |
大腸癌治療においてリンパ節転移の有無は予後不良因子の1つであるが、リンパ管行性癌転移に関する治療戦略は提唱されていない。申請者らはプレリミナリー実験にて、DYRK2 低発現の大腸癌細胞株ではリンパ管新生因子である VEGF-C が亢進することを明らかにした。本研究では、大腸癌における DYRK2 を介したリンパ管新生亢進のメカニズムを明らかにすることを目的とし、波及効果として、DYRK2がリンパ管新生阻害剤を用いた新規大腸癌治療戦略における新たなバイオマーカーとなることが期待される。
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研究実績の概要 |
大腸癌自然発生マウスモデル(DYRK2ノックアウト群とDYRK2野生型群)で腫瘍の大きさ、個数の比較したところ、DYRK2ノックアウト群において腫瘍個数の増加を認めた。DYRK2ノックアウト群では炎症性サイトカインや免疫細胞の浸潤を認める傾向を認めた。DYRK2ノックアウト群とDYRK2野生型群の腫瘍を用い網羅的解析を行い、現在解析中である。
また、大腸癌細胞株では、DYRK2ノックアウト株を作製し、STAT3シグナルの亢進を確認しているが、マウス腫瘍でも同様の結果が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
慈恵医大外科と生化学講座で協力して行うことができている。
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今後の研究の推進方策 |
DYRK2とJAK/STAT経路、VEGF-Cをクロストークする新たなターゲット分子を同定する。ターゲット分子の変動をRT-PCR、Western Blotting法を用いて確認しDYRK2を介したJAK/STAT経路、VEGF-Cの発現メカニズムを解明する。ヒト大腸癌検体におけるDYRK2、JAK/STAT経路関連タンパク、VEGF-C発現量と予後の関連を解析する。
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