研究課題/領域番号 |
23K06815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
中込 隆之 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80434950)
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研究分担者 |
久保 秀司 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10441320)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 傷害誘導性幹細胞 / 老廃物除去 / 組織修復 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、これまでの研究により、脳梗塞病態時の虚血部位より、虚血ぺリサイトが起源と考えられる新たなタイプの幹細胞 (脳傷害/虚血誘導性幹細胞: iSC) を発見し、その幹細胞が脳組織の修復や再生機構に関与し得ることを報告してきた。また、最近の研究において、我々は、iSCが老廃物除去機能を有する物質を特異的に産生する能力を有することを発見した。本研究では、iSCによる老廃物除去作用が、脳梗塞後の組織修復や再生機構に与える役割を明らかにすることで、脳梗塞病態時における虚血ぺリサイトの役割の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
免疫組織化学染色、タンパク・遺伝子発現解析などの結果、傷害誘導性幹細胞の起源である虚血ぺリサイトが産生する物質を介したカスケードに脳由来マクロファージ/ミクログリアの貪食促進作用があることを確認した。今後、そのカスケードを介したマクロファージ/ミクログリアによる老廃物除去作用が脳梗塞後の組織修復や再生機構に及ぼす役割を種々の手法を用いてより詳細に検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
傷害誘導性幹細胞の起源である虚血ぺリサイトを介した老廃物除去機構の一端が解明できたため。
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今後の研究の推進方策 |
現行の研究を推進させ、傷害誘導性幹細胞及び虚血ぺリサイトを介した老廃物除去機構に関して、さらに詳細に検討する。
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